メラニン生成を防ぐ薬について

メラニン生成を防ぐ薬

メラニンは紫外線にあたった皮膚が、
紫外線から自分を守るために作り出す黒い色素のことです。

 

このメラニンが皮膚の一部に沈着して残っちゃうのがシミ・そばかすです。
メラニンができにくくすれば、シミ・そばかすもできにくくなるというわけです。

 

メラニンができなくするのに一番いいのは紫外線に当たらないことで、
SPF30以上の日焼け止めで皮膚を覆ってしまえば大丈夫です。

 

でも、もしも紫外線に当たってしまったら。。。

 

紫外線にあたってしまった肌をしみから守るためには、
メラニンを作る皮膚の働きを止めたり、妨げる必要があります。
メラニンを皮膚で作っているのは色素細胞という細胞です。

 

市販されている美白を目的とした化粧品は、
色素細胞の機能を抑えて、メラニンができないようにする働きを持っています。

 

メラニン美白成分には以下のようなものが挙げられます。
このいずれも完璧なものとはいえませんが、
紫外線を浴びてしまった時にはどれかを使ってください。

 

しみを防ぐ美容液・化粧品の効果

 

シミができにくくする効果はあります。

 

1.アスコルビン酸(ビタミンC誘導体 )
  紫外線や温度、水分によって酸化されやすいビタミンCを
  少し構造を変えて薬剤としての安定性を高めたものです。
  ビタミンCと基本的な作用は同じです。

 

  メラニン色素の生成を抑えるだけではなくて、
  皮膚の細胞に作用してコラーゲンの生成を促す利点もあります。

 

2.アルブチン製剤(ハイドロキノン誘導体)
  色素細胞で働くある酵素の働きをブロックします。
  その酵素がないとメラニン産生はストップします。
  (遺伝的にその酵素が欠損しているのが
   白子と呼ばれる生き物です。)

 

3.コウジ酸
  発酵食品に欠かせないコウジ菌から発見された物質です。
  味噌や醤油を扱う方に色白な人が多いということからも
  その効果がうかがえますね。
  これもアルブチンと同じ酵素の働きを抑えます。

 

代表的なところはこの三つでしょうか。

 

ほかにもゲンノショウコから作ったエラグ酸とか、
日本の研究者が発見したエンドセリンの阻害剤などが
美白剤として使われています。

 

いろいろあるから自分にあったものを探してください。

 

 

ただし、これらの美白剤は紫外線を浴びた後で使うものです。

 

シミ・そばかすだけでなく、紫外線の浴びすぎは
皮膚がんなどの怖い病気も引きおこしますから、
UVケアで紫外線からお肌を守ることを最優先してくださいね。